2010年12月25日土曜日

6EVの世界、中間調の幅を変更できるのはPhotoshop CS5だけ

20101219-_DSC1510_tonemapped.jpg

どれもこれも一長一短あるもので、HDRらしく見せるにはPhotopatic Pro以外に選択肢がないのに、中間調の幅を決めるスライダーが見当たらない。あくまでも効果を強くかけるか弱くかけるかだけになる。

これがCS5のHDR PROではレンジの分布をある程度みながら変更することができる。
ただ、これも専用のスライダーがあるわけではなく、ヒストグラムがあるからそれをみながら処理をしているにすぎない。

そして、画面で観ている分には何でもできるHDRが、こと印刷になるといろいろとやっかいなことになる。それはこの先のおはなしで、PAGEでやりますね、

2010年12月23日木曜日

PAGE 2011 2/2 12:30-14:30で、講演をやります。

今年もPAGEで話します。去年はビジネスモデルだったのに、今年はグラフィックです。それもHDRを、実は、作品として公開している以上に普通に仕事で使っているのです。で、いかに色バランスを正しく補完するか、ノイズを軽減するかをお話しします。
ようは、撮影時に決まってしまって、面白くするのであれば、いくらでも後から触れるのですが、印刷利用で、HDRとわからない程度につくるとなるとやっかいなんですよね。

2010年12月16日木曜日

HDRがすべてではない。

20101128-_DSC7765_tonemapped.jpg

もちろんHDRがすべてではないし、ダイナミックレンジが広いことがいいわけでもない。
ただ、自分の目の構造に近い気がするということだ。
ひとつの表現で、簡単にパーフェクトに利用できなければ意味がないもの。

仕事で使うことに躊躇しないくらいには正確になったと思う。
あとはイメージが一致するのかということだけ。

2010年12月4日土曜日

HDRで色のエンハンスをいかに減らすのか

20101203-_DSC0875_tonemapped.jpg

HDRがライティングの方法だとすると色は忠実な方がいい。
というか、仕事で使うには正しくないと困る。
この写真だとまだ非現実のイラスト状態。精密な描写としてはいいのだけど、もっと自然に仕上げたいところ。SONY α55はいい仕事をしてくれる。あとちょっと詰めればかなりいけるのではないかな。

2010年11月1日月曜日

HDRのスタート SIGHTの表紙

_DSC2773_tonemapped.jpg

人の目は凄い、人の頭は凄い、何でも見えてしまう。
寝転んで、天井の裸電球を見つめる。
最初は眩しいだけなのに、ちゃんと電球の頭にあるメーカーのロゴがみえてくる。

カメラでは無理だね、フィルムでも、デジタルでも、
そんなとんでもないコントラストの差を処理する方法がない。
そんなダイナミックレンジは持っていない。

ここから私のHDR(ハイダイナミックレンジ)がスタートした。
だから印象的にエンハンスするよりも、見えない部分まで写し込むことが私のHDR。

当たり前に使うHDR

_DSC2723_tonemapped-Edit.jpg

HDRを太陽を使用したライティングとして使うには数通りの処理プロセスを用意する必要がある。
トーンの違い、レンジの違い、そして、昼、夜用、
現在は4種類の処理パターンで対応。昼用はエンハンスも、ナチュラルもかなり自由に対応可能。
そもそも夜は、表現自体がエンハンスしかないので感覚に合うかどうかの問題かも知れない。

2010年10月20日水曜日

いよいよ、HDRは普通の世界に


いいことだと思っています。こんな表現があると認知されるうえで、その中で光るものを作っていけばいいのですから。
ただ、もっともっと自然なものを作っていきたいですね。技術的な差がでるものを。

2010年10月16日土曜日

千灯供養(八事山興正寺) 炎と月と



α55の高速撮影がHDRを変えてくれた。これだけの動きをきちんと捉えてくれる。広いダイナミックレンジは素晴らしい躍動感を記録してくれた。

2010年10月13日水曜日

ビジネス用スタンダードHDR



不自然なエンハンスがHDRのメリットではない。最小限のライティングできちんとしたトーンを出す方法としてもHDRは利用できる。
これすべて照明しようとするとたいへんなことになる。マンション、店舗の撮影にいかがですか。
これの作り方は企業秘密。

2010年10月8日金曜日

どれだけ自然なHDRを作るのか



グレーバランスが正確にとれるかといえばまだテスト段階、
でも、フィルムとして考えると暗い場所で使える高感度で、かつ荒れないものができたみたいだ。
現場対応で撮影するには強い味方になってくれそう。

しかし、どれほど安定して利用できるか、いきなりイレギュラーがおきるのは怖すぎる。

2010年9月30日木曜日

オートHDRと、ブランケッティングHDR

ブランケッティングで3EV拡大した状態でPhotomatix proで処理したもの。


オートHDRで作成された8bitのJPEGをもとに、Photomatix Proで処理したもの


確かに、同じ3EVの拡大のはずが、オートHDRではかなり固い調子になっている。確かに印象は強いのだが、HDRの真髄としてレンジの広さという意味では問題あり。
やはり、ブランケッティングでないとレンジ拡大はむりなのだろうか。

ちなみに、ブランケッティングの機能としてα55は、+- 2/3EVしかできないので不適格、

2010年9月23日木曜日

Photomatix Pro 4beta + α55 AUTO-HDR



制作方法はなかなか難しいが、表現力としては魅力的。
こうなると、秒間10コマのα55のシャッターが活きてくる。
これまでであれば、手前のねこじゃらしが化けるのだが、安定して表現されている。

ただ、JPEGでやっているため、補正がきかないのでもしものときはかなり心配だ。

2010年9月17日金曜日

SONY α55 + Photomatix Lab Lチャンネル合成



秒間10コマのα55ながら、HDRとしては及第点ならず。
ブランケットが1/3 or 2/3 ステップで3枚のみという仕様。

オートHDRなる機能があるのでそれを使えということだろう。ただ、これも自然というか、使用するとコントラストが下がるだけの時があり、信用して使うには難しい。
でも、これに広角が揃えばなかなか使えるシステムになりそうです。

2010年9月13日月曜日

工芸品をカタログに (HDRをいかに実用使用するか)



漆の微妙な色に光バッグ、これをストレートに撮ると不思議さが消えてしまう。
不思議さがないと本物の妖艶さが消えてしまう。
きちっとタングステンでライティングして、きちっと色を出して、

でもそれだけで足りない部分は屋外でHDRで、これで印象的な光り方に。

CS5のHDR PROは合成にはかなりの精度、ただレンダリングはやはりPhotomatix Pro

2010年7月31日土曜日

空と反射



フレーミングがちょっと中途半端なのはご容赦頂いて、オリンパスPEN E-P1でのHDR
質感の描写はいいのですが、ビューファインダーが欲しいところです。

2010年7月26日月曜日

大友的街の解釈(ネタばらしてどうする)



不自然なんじゃない、大友克洋氏の画風を取り込んで整理したもの。自然でありたい欲求と同時に思い描く絵図らにしたいという欲求がバランスしようとしている。

古名古屋(人の目はかくして捉える)



眩しい夏の光、限界まで絞り込んだパース、
とらえ切れない太陽と影、HDRは人の目のように捉えてくれる。

2010年6月20日日曜日

セントレア精密描写



手持ち、Panasonic G1からのHDR、これで、+-2EVですが、コンクリートの質感は満足、金属質感もOK、あとはペイントの質感がいまいちですね。さて、これがRAWの処理の問題なのか、カメラの性能なのか。

2010年6月15日火曜日

錆びたフレームとコンクリート



HDRの面白さは素材感をやたら強調すること。そもそもライティング大好きとすれば野外での撮影はコントロールできなくて苦手、となるとどうしてもダイナミックレンジをコントロールできるHDRに走るのはある種自然な流れではないだろうか。

今回はできるだけ少ないダイナミックレンジからデータを引き出すか、これはPEN E-P1で撮影したもの。

2010年6月14日月曜日

紫陽花 七ツ寺の路上にて



新しいこころみはとかく失敗に近いものを作り出す。
今回は、OLYMPUS PEN(E-P1)での撮影、ブランケッティングの機能が3カット、1EV単位という不十分なも、
あとは、RAWデータの中からどれだけデータを取り出すことができるか、

汚いノイズがのってしまっているのは、長時間露光のノイズリダクションをかけていないため、E-P1では、ノイズリダクションをONすると書き込みスピードがついてこないのでこれが限界。

まだ、各パラメーターは最適化できそうなのでこれから本腰を入れて作り込もう。

2010年6月7日月曜日

動きのあるものを7カットで処理する



強さを出すためのHDR、不自然とか、作りこんだ代物ではなく、いかに広いダイナミックレンジで、描写としての強さを作るか。
CS5の、HDR-PROもパラメーターは増えたが動きのあるものの選択取り込み機能は貧弱なようだ。
まだ、Photomatix Proの動きの補完、強の方が安定して良い結果が得られる。
このあたりのアルゴリズムは何か調整できるといいのだが。

横須賀、ドブ板商店街の祭りを7カットからのHDRで、Nikon D700

2010年5月30日日曜日

7カットで人物を再現する



私にとってHDRは、フィルムを作成する工程、
よって撮影後に後処理で何か作り込むというものではないワークフローだ。

とにかく広いダイナミックレンジで、より多くの情報を取り込んでやりたい。
これで人の筋肉も、骨も表現されるのだ。

2010年5月19日水曜日

人物のHDR マルチショット



人物をマルチショットで処理するには、適正露出のカットで補完するアルゴリズムが必要。精度が高いが、CS4では機能がないため不可能。CS5 HDR-Proに期待したい。
このカットはPhotomatix Proの人物のブレ補完、(強)で処理したもの。

足のラインのエンハンスは期待したとおりのもの。ここまでの汚れ感は不必要なのでさらなる前処理が必要だ。

2010年5月8日土曜日

草生す



何気ない景色も記憶に残ることがある。それはノスタルジーであったり、無意識の上の刷り込みであったりする。
新鮮ではなく、記憶の呼び起こし、

使われなくなった橋、草生したコンクリート、
きっとどこにでもあったコンクリートの橋だからだろう。

D700 +-3EV

2010年5月6日木曜日

トンネルの奥底まで



D700 +- 4EV 9カットで撮影、
Photomatix Proのブレ軽減人物(強)で走るクルマを処理、

この表現はダイナミックレンジの広さ故、

2010年5月4日火曜日

PEN ISOブランケッティング



さしてダイナミックレンジが拡大されるわけではないが、ISOブランケッティングはいい効果を得られる。
1枚のRAW画像を使用して+1EV -1EVを作るわけで、RAWをきちんと現像できれば、3ファイルも必要としないはずだが、
1枚からではここまで再現できないので苦肉の策としてISOブランケッティングを、

日々持ち歩くカメラとしては最良の選択かもしれない。
でも、ストロボ付きのLiteが欲しいな。

2010年4月19日月曜日

八事興正寺 石と瓦の質感を



石と瓦の質感を引き立てたい、Photomatix Pro ではエンハンスされすぎるので、Photoshop CS4で合成。

2010年4月18日日曜日

JUNKO No.10



人物のHDRに挑戦、彩度を下げ過ぎないで不自然にならないポイントはかなりシビア、
D700 +-1EV 7段 Photomatix Pro にて合成、レンダリング

Photoshop CS4では、動きのあるものを認識しないので人物の合成には不向きと判明。